瑞龍寺でのお彼岸法要は、春分の日と秋分の日、12時からと14時から行います。
最近は、コロナも落ち着きを見せ始めたこともありましたから、コロナ以前の法要スタイルに戻すことになりました。
五類に移行してからも同様になり、今後もマスク着用は自由となります。
少しずつ、参拝のお客様も回復傾向で、私たちとしましても励みになるといいますか、気持ちもより一層高まります。コロナ前のように皆様と一緒に、お供養に臨めたらなと思います。
とはいえ、マスク着脱をいきなりはなかなか難しいもので、ご参拝の皆さま、マスク着用率は100%でした。
さて、寒い冬が終わり、ようやく春らしいお天気がやって参りました。
今回の法要は、12時からの法要は私が不在だったため、法要の様子の写真は14時のものだけになります。
お彼岸であれ、お盆であれ、法要の内容というのは、毎年毎年変わるものではありません。
毎年毎年、基本的には同じ法要の形式・読経です。
しかしながら、これらを何回も何回も積み重ねていくということが大切です。
お誕生日も毎年毎年お祝いを重ね、年齢を重ね、円熟した人間へと成長を重ねます。
法要の内容が毎年同じでも、唱える人間、聞く人間は、見た目こそ同じですが、中身は同じではなく毎年成長を重ねている全く別物の人間です。
人間の心が成長すれば、感じるものも全く変わった角度で感じるものです。
私もこの2月に大切な親族を亡くしました。
深い悲しみと共に、それを乗り越える力強さ・さまざまな心の内を獲得したような気がします。
私自身もまだまだこれからの人間です。みなさまには、仏教を通じて、今後も共に人間として成長を重ねていけたらなと思います。