旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
年末から現在にかけて、新型コロナウイルス感染者が増加したりと、不安な年末年始となりました。
今年も、緊張感のある日々を過ごさないといけませんね。
みなさま、どうぞお気をつけ下さい。
さて、瑞龍寺では
年末の12月30日に「年納め・すす払い法要」を
年始の1月3日に「年頭・大般若祈禱」を行っております。
すす払い法要は、お心をきれいに清め、新年を迎えていただきたいという思いから、その名をつけております。
毎年、12月になりますと「お仏壇に年末の回向をお願い致します」とご依頼のお電話を頻繁にいただきます。これも、1つのすす払いだと思います。新年を迎える前に、墓参りであったり、先祖供養をしておきたい。ということですよね。
そして、年明け後1月3日には、大般若祈祷を執り行います。
こちらは、今年1年の幸せ祈願。無病息災や家内安全等を祈願し、僧侶が大きな声を張り上げ大般若経というお経を転読します。
その際に、「般若札」というお札をお守りを清め、1年間、各ご家族の飾っていただきます。
今回の両法要は、このようなご時世ということで、「新型コロナウイルスの早期終息」も祈願し法要を行わせていただきました。
※2021年より「大般若祈祷」は、「完全お申込み制(予約制)」と変更させていただき、従来の般若札は、お申込みのご家族のみにお渡ししております。(お申込みは1月末日まで行っております、1家族様5000円をお納めください)
古来より、疫病が流行した際は、神仏にすがる時代が多々ありました。
それは、今回も同様かもしれません。
全日本仏教会の方々も、2020年5月に奈良・東大寺において同様の法要を若干名で執り行われています。
いま、自分たちができることをやる。
それで良いと私は思います。
2021年も、自分たちができることを精一杯やるだけです。
春のお彼岸も恐らく代理参拝になるのではないかなと予想はつきます。
しかし、形が違えど、精一杯やることには変わりありません。
長々となってしまいました。
改めまして、本年もどうぞよろしくお願い致します。
皆様にとって、良い1年となりますよう、心から祈念致します。
合掌
2020年12月30日 年納め・すす払い法要
2021年1月3日 年頭・大般若祈禱