僧侶にとって、怒涛の8月もまもなく終わりを迎えようとしています。
皆様の大切な仏さまの御霊は、ご自宅へ帰られ、そして再び、あの世へとお戻りになられたことでしょう。
「戻らずに、ずっと帰って来てくれてたままの方がいいのに」と、寂しそうにお話してくれた初盆の方もいました。
そのお気持ちを継続して持たれることが大切です。
供養も、生きている人がするものですから、感情に波があったり、若い仏様のうちはとても供養に精を出す方が多数ですが、数年のうちに、供養がパタッと止まってしまう方もいます。
「鉄は熱いうちに打て」、これももちろん大切なのですが、仏さまからすると、「熱いうち以外にも継続的に打ってもらいたいもの」だと思います。
それは、何も法要が全てではなく、日頃の手元供養やお墓参りなども含まれます。
お盆のみのお付き合いのお檀家さんもおられます。
でも、それでも良いのです。
一時的な熱量のお付き合いよりも、継続的なお付き合いの方が我々も嬉しいものです。
今後も、よいお付き合いを継続的にしていけたらな、とふと思う8月でした。
さて、話が変わりまして、お盆の案内を7月初旬に発送させていただいた直後、コロナ感染者が爆発的に増えてしまい、この夏のお盆参りも8月15日の初盆合同法要並びにお盆合同法要の「代理参拝」へと切り替えられた方が多数いらっしゃいました。
残念なことですが、命を落としかねない感染症です。
ご当家に代わり、我々がしっかりとお盆の供養をさせていただきました。
また、その翌週、22日にはお施餓鬼法要をご出仕のご寺院様8名と我々3名、総勢11名でご当家の仏さま並びにご先祖様の供養をさせていただきました。
今回、バタバタとしてしまい、お盆合同法要のお写真が撮影出来ませんでした…。
お施餓鬼法要のお写真を多めに貼り付けさせていただきますね。
来月には、秋のお彼岸がございます。
秋のお彼岸は、お盆よりも目立たない存在ではありますが、我々はしっかりと皆様の仏さまの供養をし、皆様方が「このお寺なら安心して供養を任せれる」という存在で、今後もあれるよう精進して参ります。