旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年も宜しくお願い致します。
このブログを書く前に、まずは元旦に発生しました能登半島地震に被災された方々へ心からのお見舞いを申し上げます。
大変な1日から本年はスタートしてしまいました。
今現在も死者が日に日に増加しているということをニュースなどで目にすると本当に心が痛みます。
私たちに何ができるのか、仏教会などでも議題に挙げていけたらなと思います。
1日でも早く、通常の生活が出来ますよう、心よりお祈り申し上げます。
さて、話を当寺院の両法要に移しますと
昨年12月30日に年納め・すす払い法要を
本年1月3日に年頭・大般若祈祷法要を行いました。
私たち臨済宗の僧侶は、修行中にこのような節目には「渡り諷経(ふぎん)」といいまして
それぞれの節目を繋ぐ架け橋のような法要を行います。
年の瀬は皆様お忙しいので参拝者こそ少ないのですが、良いお気持ちで新年を迎えれますよう、しっかりとお勤めさせていただきました。
また、新年には般若札という幸せを祈願したお札を清め、お勤め致します。
毎年毎年の縁起物になれば良いなと願うばかりです。
ただ、願ってばかりではいけません。
願いは心の中に秘めつつ、日々の生活にしっかりと努めなければ本当の幸せはやって参りません。
それを修行という表現に私たちはしますが、自分自身が自分自身の幸せを掴みにいくことが大切だと思います。
与えられるものばかりでは、真の幸福ではないのではないでしょうか。
己をしっかりと律し、また、よいお心で本年をお過ごしいただけたらと思います。
私もそのようにしたいと思います。
般若札はお申込みいただきました全家庭に発送させていただきましたが、少しだけお札が残ってございます。
祈祷供養をご希望の方は、費用が発生しますが1月末まで行っておりますので、お気軽にご連絡をお願い致します。
改めまして、本年も宜しくお願い致します。
合掌